なかなか準備できない葬儀や親が亡くなった後のこと。そうですよね、いくら年老いたとしても自分の親が生きている内は相談や準備がしにくいことです。ただ知人や自分の親の亡くなった時は、自分を含めほとんどの方が慌ただしく哀しみにふけることが出来ないように感じました。そんな事にならないように知識を持てる本をご紹介します。

身近な人が亡くなった後の手続のすべて-(著者)児島明日美

【本の内容紹介】
葬儀や法要のこと、健康保険や年金のこと、相続手続のこと、預貯金等の名義変更のこと、相続税のこと。実際に身近な方が亡くなって、様々な手続にとりかからなければならない方、これからそのような場面を迎える可能性がある方に、いちばん身近な参考書として活用していただけるようこの本を作りました。

期限に間に合うよう、二度手間にならないよう、様々な手続をわかりやすく整理しました。いつまでに何をしなければならないか、手続の流れがしっかりわかります。
【本のもくじ】
巻頭グラフ◆目で見てイメージ 身近な方の死後のこと
第1章◆大切な方が亡くなられた直後に行う手続
第2章◆落ち着いたら行う諸届、諸手続
第3章◆遺族年金等の手続
第4章◆遺産相続手続の基本
第5章◆相続・名義変更の手続
第6章◆相続税の基本的手続
第7章◆生前対策の基礎知識

身近な人が亡くなった後の手続のすべてのレビューを抜粋

亡くなる前から読んでおくべき

5.0
亡くなる半年ほど前に妻から頼まれてこの本を購入しました。いろいろな手続きや、整理しなければならないことなどが、わかりやすく書かれているので大変役に立ちました。

タイトルは「亡くなった後の手続きのすべて」となっていますが、実際には亡くなる前からこの本を読んでおいた方がずっと有益だと感じます。難しいのは、「いつの時点で誰がこの本を買うことを決めるか」でしょう。

我が家のケースでは、実の子である妻がこの本を買おうと言い出したので、特に何の問題もありませんでしたが、義母が生きておられるのに、私の方からこの本を買って読むべきだと申し出るのは、なかなか難しいことだと思います。


準備をしていなかったので助かりました。

5.0
昔と違って、親戚通しの付き合いも減る中でこういったノウハウが引き継がれなくなっている。こういった本が役にたつのがいいのかどうかは別として、必要としていることは確か。こういった緊急時に助けていただきありがとうございます。


有り難かった。

5.0
死亡から葬儀まで、必要な手続きのチェックシートがありとても助かりました。


手元に置いておくと、いざという時のお守りになります

5.0
分かりやすく、実践的な内容です。辞書代わりに使用できるかと思います。不幸というものは、いつ起こってもおかしくないので、そのためにも本著が手元にあると不安が軽減できると思います。


避けられないこと

5.0
いつか来る日のために購入しました。とても詳しく書いてあって勉強になりました。


必携です

5.0
人任せにできない事柄など細かく説明されているので助かります。


助かりました!

5.0
相続などについて考えたこともありませんでしたが、突然考えなくてはならない状況がやってきました。よく売れている本ということは知っていましたが、実際お世話になってみて本当に助けられました。


時系列でわかりやすいです。

5.0
くわしく書かれていてこれ一冊あれば安心です。いつもはなるべく図書館ですませますがこれはきっちりよんでマーカー引いて使いたいと思います。


わかりやすい

5.0
手続きがいっぱいありますが、どの時期に、どんなことをするのかが表のような(日表)みたいなかんじにまとめられて、見やすかったです。細かいことは、調べてみます。


役立ちました。

5.0
母が亡くなり、相続登記をする為、銀行や法務局の手続きに手厚く解説されていてとてもたすかりました。税理士が作成した書類より完璧に相続関係書類が作成できました。


読みやすいしお薦めです

5.0
昨年末に義父を亡くし、嫁がその後の手続き等で大変そうだったので、作業を確認する意味で購入しました。素人にも理解しやすく、大変役立ったと思います。


大変参考になりました。

5.0
今回父親が亡くなりこの本を購入しました。とても分かり易く、手続きがスムーズにいきました。


とても役に立ちました

5.0
実際にいろんな場面を想定して詳しく書かれており、いろんな場面においてとても役に立ちます。


読者レビューや売れ行きがダントツなのも納得できます

5.0
相続手続き関連の実用書(一般向け)を数冊購入しました。初めての相続手続きで、司法書士や税理士などの専門家に極力頼まない方針なら、この本が頭抜けて良いです。

表面的に説明して結局、専門家へ頼む方へ誘導する他書が多いなか、この本は端折ることなく説明されています。独力でできるものは十分独力でできるレベルまで詳細に、それでいて分かりやすく説明されています。とくに、申請書など書き方の例が具体的で参考になります。

ややこしくない相続で、ひとまず独力でやってみたい方には、この本は強くお勧めできます。

私も多少苦労しましたが、独力で、不動産名義変更も含む、一連の相続手続きを終えることができました。Web上の各種情報アクセスは必須ですが、結局、実務的な書籍としてはこの一冊だけにお世話になりました。


今はまだ全部読んでいないが。

5.0
老親を抱える身。いつ何時喪主になるかもしれない。同級生からの「父が」「母が」という喪中はがきを受け取るたびに、心構えが今から必要だと感じました。とにかく一冊、これで少し安心しました。


超実用でした

5.0
親族に不幸があり、不意のことで手続き関連が一切わからないとのことで急遽購入。関係ない事も書かれていたけどという注釈つきでしたが、とても助かったと喜んでもらえました。

好評を受けて自分用にも別で同商品を購入しました。三回忌も済む程に時間が経ちましたが、その購入当時からベストセラー1位が続いてます。それも納得できるわかりやすく充実した内容だと思います


勉強になりました。

5.0
面倒な手続き、たくさんあります。これをもとに早めに親にアクションをおこしてもらうことを進めています。


1度は読むべき本だと思います

5.0
目をそむけてしまいたくなる題名ですが、いざという時には困るもの。祖父が亡くなったときに、父がいろいろな手続きに追われ苦労していたので購入しました。各種届出のやり方から生命保険の請求書の書き方まで丁寧に解説されていました。

記載例が多く取り入れられているので大変わかりやすかったです。相続が発生すると銀行口座が凍結されるという話も聞いたことがあります。一生に1,2回はこのような場面に直面すると考えると窮地を救ってくれる一冊だと思います。


非常に良い本です

5.0
人が亡くなったときの手続きは想像以上に複雑でややこしく、多くの作業に追われます。こういう本が1冊備えてあればかなり役に立ちます。とても理解しやすくまとめてあり、読みやすい本だと思いました。


具体的に書かれており、分かりやすい!

5.0
家族が死んだ時はただでさえあたふたしているのに、いろいろな手続きがさらに拍車をかけます。こういう本は、いざというときに手元に一冊あると安心出来ると思います。不謹慎かもしれませんが・

葬儀や相続手続き、法要のこと、一つ一つが具体的に書かれているのでわかりやすいです。


知りたかったことが知れた。

5.0
今まで人に聞くのは憚られることが知れた。目から鱗で大変勉強になった。永久保存版で丁寧に本棚に入れておこうと思う。亡くなってから慌ててうまく立ち回れる様に一冊家に置いときたいと思った。

ただ、親族の手前でこれを買ったとはいえなかった。誰もが経験することなので知識として持っておくべき本だと思う。

子供に迷惑をかけないお葬式の教科書-(著者)赤城啓昭

【本の内容紹介】
■No.1葬儀ブロガーが提案する、子供に迷惑をかけないお葬式のコツ
某大手葬儀会社に20年間にわたって勤務する著者は、2009年から「考える葬儀屋さんのブログ」という葬儀ブログの管理人でもあります。1か月最大45万PVを誇る同ブログは、2015年には「ライブドアブログ OF THE YEAR」を受賞するなど、いまネッ トでもっとも注目を集める葬儀ブログです。

「なぜお葬式は難しいのか?」「正しいお葬式の仕方はどうすればいいのか?」など、これからお葬式のことを考えざるをえない中高年層にとって必読ともいえる一冊です。
【本のもくじ】
第1章 なぜお葬式は難しいのか
第2章 お葬式の平均費用のウソ
第3章 「直葬」「一日葬」「家族葬」の誤解
第4章 良い葬儀屋さんの選び方
第5章 正しい終活の作法
第6章 葬儀業界の「これまで」と「これから」

子供に迷惑をかけないお葬式の教科書のレビューを抜粋

信頼できる内容

5.0
お葬式の専門家が書かれたご著書。現場を知っている方の情報がもっとも信頼できます。著者のブログといい、本書といい、切れ味抜群の文章・内容にも敬服いたします。


良かったてす。

5.0
大変勉強になりました。各項目とも簡潔に説明されています。娘からの勧めであり、感謝です。


お葬式の情報がぎっしりつまっている本

5.0
これは、お葬式に関する情報がぎっしりつまっている本です。見積書の見方や葬儀社への質問の仕方、良い葬儀社の選び方、エンディングノートの書き方や意味など、とても実用的な内容になっています。

お葬式は、かかる金額など大まかにしかイメージが思い描けない人が多いと思いますが、この本を読むとピントが合ったようにはっきりしてきます。

事前の葬儀社の選び方はかなり具体的で厳しい基準になっているので、全部当てはまるところを探し出すのは大変かも。でも、内部事情を知っているからこそのノウハウは、かなり参考になると思いました。特に、見積もりの取り方はやらない手はないです。

そして一番心に残ったのは、「なぜお葬式をやるのですか?」という問いに対する答えです。儀式というものをめんどくさいもの、お金のかかるもの、できればやりたくないものと思ってしまいがちですが、とても重要な意味があるんだと教えられました。

家族を見送ったことのある方は、胸にせまるものがあるんじゃないでしょうか。そして、エンディングノートを書きたくなると思います。

良い葬儀社の探し方を知りたい人、お葬式やエンディングノートの意味を知りたい人、日本のお葬式をめぐる事情を知りたい人にはぜひ、読んでみてほしいです。


親を送るすべての人は葬儀を学ぶべき

5.0
葬祭に関する、現場の情報が満載されていてためになりました。ブログもときどき読ませていただいてます。

地方では参考にならないとのコメントもありましたが、都市部で起こっていることは数年後に地方でも起こります。なぜなら東京でも下町や商店が元気なエリアでは、30年くらい前まで、遺族がなにもしなくても、向こう三軒両隣がやってきて自宅で葬儀が進行していたからです。

葬儀くらい、お金の心配をしなくても出せなくてはおかしいのです。まともな社会に戻していくため、すべての大人が葬送のことを考えたほうがよいと思います。

祖父母が亡くなっても、中高生には塾や部活動を優先する家庭がありますが、都市部の警察の人が、「殺傷事件などを起こす10代の生い立ちを聞き取っていくと、一度も葬式に出たことがない、という割合が非常に高い」という話をしていました。

葬儀ほど、人生の意義を学べる場はありません。こうした教科書は、もっと売れなければならないと思います。


ありがたい教科書です

5.0
お葬式はある程度の世代になると、知らないとあれこれ困ってしまいますが、でも誰に聞けばいいのか分からないことがたくさんあります。

ネットで自分なりに調べても、あふれている情報は誰目線なのか分からないことも多く、そこへ著者さんのブログにたどりつきました。

書籍になって改めて、幅広くお葬式に関する情報を網羅してあるのと、内部の方だからこそ言える声は、全く知らない素人にとって、とてもありがたいです。

初めて喪主になる人のための親を心から見送る葬儀ガイド-(著者)三村麻子

【本の内容紹介】
葬儀は自分の親にとっての“人生の卒業式”「ありがとう。」と伝える想いがあふれる看取り・葬儀・納骨のすべて

●親が元気なうちから始める葬儀準備の進め方
●葬儀社の担当を味方につけるコツ
●コストパフォーマンスを高くするワザがわかる!

わかりやすい見積もり書と『看取りノート』付き!今、忘れさられてしまった葬儀本来の意味、家族の意味をわかりやすく指南。葬儀は、親にとっての“人生の卒業式”です。

しかし、送り出す喪主のあなたが卒業生のことを何も知らないと卒業式があげられません。本書は、ご葬儀業界に一風を巻き起こした、看取りサポートのパイオニアである著者が語る、初めて喪主になる人のために、本当に役に立つ葬儀の心構えの手引書となっています。

親が元気なうちから始める、看取り~葬儀の進め方がすべてわかります。無意味なお葬式をあげないように、きちんと死と向き合い、本当のお葬式をあげるためのコツがたくさん詰まった一冊です。
【本のもくじ】
第1章 喪主力を向上させる―喪主デビューのすすめ(どうしてお葬式をするのでしょうか?
理想の喪主とは? ほか)
第2章 パートナーを選ぶ―最適葬儀社の事前選定の仕方(葬儀社を事前に選定する理由は?
あなたの葬儀社選定の方法は? ほか)
第3章 相談内容を考える―あなたの想いを伝える事前相談の仕方(担当者(パートナー)に何を求めますか?
葬儀への希望を伝えられますか? ほか)
第4章 葬送費用を考える―コストパフォーマンスを考えた葬送費用の組み方(葬送費用を考えていますか?
葬儀費用の予算はいくらですか? ほか)
第5章 葬送の中の葬儀―臨終~通夜~告別式~納骨(死亡後の病院での滞在時間、病院での過ごし方 ほか)

初めて喪主になる人のための親を心から見送る葬儀ガイドのレビューを抜粋

あれこれ調べる前にこの1冊!

5.0
私は喪主経験者です。著者は「看取る」ことの意義を死の直前の限られた時間のことではなく、親が60歳になってから亡くなるまでの長い時間が家族の看取り期間であり、知っているようで知らない親のことをまず知ることから看取りが始まるという趣旨のことを述べられています。

このことは、喪主を務めたことを思い返すとまったくその通りだったと痛感します。葬儀といえば誰もが費用のことを考えると思います。

しかしそれも普段から少しずつ親との会話、子供との会話、夫婦間の会話を通じて相手の希望や相応しい送り方を話し合うことによって決まってきます。この書籍の親切なところは、実際に喪主になる方が困る順番、問題にぶつかる順番で構成されており、

まず通読して巻末の「看取りノート」に書き込むことによって自然と家族との対話ができるようになっていることです。葬儀会社の見積や墓地のパンフレットを取り寄せる前に、本書を手に取られることをおすすめします。


葬儀のことだけでなく、家族への思いも深いものにかえてくれる1冊

5.0
葬儀は突然にやってくるもの。だからこそ事前の心構えが重要なんだと気づかされる1冊。心構えをする上でも家族のことを知っておく必要があると書いてあり、そう思うと家族への思いも深いものになるように思った。


喪主デビュー前に必読

5.0
この葬儀ガイドの著者は葬儀社に最も近くにいながら、葬儀社ではなくご遺族の立場に立って相談を受けるという非常に稀な立ち位置にいるらしく、葬儀社・ご遺族両方の事情をよく理解されているので、書かれている内容に説得力があり1ページ読んでは立ち止まって深く考えさせられました。

まずもって喪主力チェックリストをつけるといかに親のことを知らずに暮らしているかを痛感させられます。また、自分は一応喪主になる立場ですが、これまで葬儀社にはあまりいいイメージを持っていませんでした。

正直言って信頼できるのかな、と思っていた葬儀社がなんだか身近に感じられも自分だけのお気に入り葬儀社と担当者を見つけられたらいいなと読後に思うようになりました。このガイドの著者のような人が葬儀の時に隣についていてくれたら心強いですね。


いつか喪主になること、自分が見送られること

5.0
葬儀についての一切や、自分が喪主になることなど想像すら出来ませんでしたが、読み進めていくうちに筆者の本当の問いかけ、喪主力とは…家族力とは…人生の卒業式…など葬儀のHOWTO本としてはとても分かり易いだけでなく、本当に向き合うべきことを教えてくれる本作、家族として、人として大切なことまでも考えさせられる1冊でした。


介護職にも読んでほしい

5.0
タイトルには葬儀ガイドとありますが、葬儀ガイドと言う範疇にとどまらず、人として、親として、子供として考えさせられる内容でした。中でも「家族力」と言う言葉にドキッとさせられました。

親への思いや人生観全てがあらわれるのが人生の卒業式であるお葬式。葬儀はその瞬間だけの事でなく、親を看取るであろう年齢に達したころから始まると思う。

ならば親の存在を子孫に伝える事、介護が必要になった時に介護に取り組む姿全てが、自身の親に対する思いだと思うし、その姿勢を見せる事がやがて自分に返ってくると思う

。自分自身、介護職として働いていますが、「家族力」という言葉は、介護にも当てはまると思います。「家族力」の差が葬儀にも介護にも、人生全てを左右すると思います。ぜひ、介護職や介護家族にも読んでほしい一冊です

いまどきの納骨堂: 変わりゆく供養とお墓のカタチ-(著者)井上理津子

【本の内容紹介】
「お墓」がこんなに変わっていたなんて!本書は「お墓、どうしよう?」「お墓、どこにしよう?」と悩む人たちの解決の一助になりますように、との思いも込めて綴った、新しいスタイルのお墓の見聞記である。

新聞で近年、お墓についての広告を見かけるようになったと思いませんか?その中心は、まるでお墓に見えない「納骨堂」だ。<見に行くと、まず外観に驚かされる。美術館や高級マンション、あるいはオフィスビルのように見える建物で、中に「お墓」があるとは到底見えない。 (中略)かつてのお墓につきものだった、うら寂しい空気感など皆無だ。このようなカジュアルなお墓参りを喜ばしいととらえるか、脈々と培われてきた墓参の雰囲気がなくなって嘆かわしいととらえるか>(「はじめに」より)

いったい中はどんなふうになっているのか。いくらぐらいするのか。どんな人が”購入”しているのか。見て、聞いて、覗いた「お墓本」の決定版!社会問題となっている「墓じまい」、「改葬」への密着や、納骨堂と同様、注目を集めている散骨や樹木葬なども取材。悩んでいる人、迷っている人の役に立つ1冊です。
【本のもくじ】
はじめに―どうして納骨堂なのか
第1章 墓じまいと改葬の本音
第2章 自動搬送式を選ぶ人たち
第3章 仏壇、ロッカー型と永代供養墓の進化形
第4章 樹木葬の人気ぶりと女性専用墓
第5章 散骨・送骨・0葬ほか知っておきたいこと
おわりに―お墓の未来

いまどきの納骨堂: 変わりゆく供養とお墓のカタチのレビューを抜粋

お墓は選べる!その手順と心構えが分かる実用ノンフィクション!

5.0
代々のお墓は何時間も新幹線に乗り、そこからさらに鈍行に揺られ、最寄りの駅からタクシーに乗って(うまく停まっていたら、だ)、ようやく着く場所にある。お墓、どうしよう?どうしたらいいんだろう、と思っていた矢先にこの本を読んだ。

納骨堂の広告を見かけるなぁとは思っていたが、まさかこんなに流行っているとは思わなかった。散骨や樹木葬を含め、新しいお墓のカタチがたくさん出てきて、実際にそれを選んだ人がいろいろ語っているので、とても参考になった。

改葬も少し大変そうではあるけれど、やる価値はありそうだと思えた。積年の悩みを解消したいと思う。私のようなお墓に悩める人には役立つガイドブックとして。お墓に興味のある人にはお墓の最前線をルポしたノンフィクションとして。とても面白い本でした!


著者の明るくてポジティブな探究心にすくわれます!

5.0
親戚が多く、また墓を守る意識の強い家系のため、毎月のように誰かのお墓まいりをしている状態。でも親戚もどんどんと老いゆき、また自分自身も独身で死を迎えるのだろうというのがみえてきたので、墓じまいという言葉がにわかに気になっていました。

そんなおり、女性週刊誌での著者の対談記事を目にし、この本の存在を知りました。清潔なビルに、骨だけきちんとしまわれる納骨堂のCMを目にしたときに、墓まいりをし続けてきた者としては、なんとなく無機質で先祖に申し訳ないような気もして、あまりよい印象を持っていませんでした。

でも、本書内の実例を多く読むと、死者を想う気持ちに軽重があるわけではないというのもよくわかりました。また著者が、深刻になりすぎずに、好奇心を持っていまどきのお墓事情を調べているのも、とても気持ちがよく、読後感もすがすがしいです。

自分の墓のことで血縁者にも面倒をかけたくないと思っていたので、本書を入門として、元気なうちにできるだけ自分の墓のことを決めておきたいと思いました。

後悔しないお葬式-(著者)市川愛

【本の内容紹介】
「終活」の名付け親、日本初の葬儀相談員が教える“お葬式本”の決定版!このところ「お葬式はしなくていい」という人が増えており、葬儀のシンプル化が進んでいます。特に都市部では、家族葬が主流と言っていいほど人気を集めています。

しかし、規模の大小に関わらず、故人を感謝の気持ちで悔いなく見送ることは、いつの時代でも大切なことです。自然葬をはじめ、めまぐるしく変化するお葬式事情ですが、どうすれば希望する予算内で、満足できる、納得できるお葬式をあげられるのか。

葬儀社選びをはじめ、心得ておくべきポイントは?「あなたにとって最善と言えるお見送りをしてほしい」。これが本書のテーマです。

相談数5千件超、日本初の葬式相談員が教えるお葬式のポイントは、1規模、2形式、3場所、4こだわり、5葬儀社選び、の5つ。費用の中身をきちんと知るだけで、100万円節約することも可能です!
【本のもくじ】
第1章 誰もが勘違いしている葬儀費用のかかり方(代表的な葬儀トラブルを避けるために
「葬儀一式」とは業界用語です ほか)
第2章 お葬式にあたっての心構え(親が「終活」をしていない限り、葬儀の全ては家族が決めることになります
ご縁をつなぐ葬儀、断ち切る葬儀 ほか)
第3章 事前準備のための5つの心得(「規模」
「形式」 ほか)
第4章 実際に亡くなったら、こんな流れになる(父の死
葬儀打ち合わせ ほか)
第5章 お墓の種類と値段、広がる永代供養(お墓を建てるか、永代供養にするか
東西で違う骨壷のサイズ ほか)

後悔しないお葬式のレビューを抜粋

もう少し早くこの本に出逢えていたら、私の父に対する心残りはなかったことでしょう。

5.0
著作名が気になり、この本を手にしました。父の葬儀の際、事業継承で精一杯だった私は、父とゆっくりお別れができなかった後悔が残っています。この本には、「大切な人を送る」為の心構えや意思決定、手順などが、著者の的確な視点と人に対する温かな思いやりで書かれています。

もう少し早くこの本に出逢えていたら、私の父に対する心残りはなかったことでしょう。何の知識もなく初めて対応するのと、あらかじめ知っていて対応するのでは雲泥の差がありますから…。


この一冊があれば、お葬式について、知る事が出来ますが、それだけではありません。

5.0
お葬式のことお墓のこと、いざとなると短い期間で決めなければいけないことばかり。この本を読んでいなかったら、つらい気持ちの中で流されるままに葬儀。ということになっていたと思います。

この本は葬儀に関する様々なことがわかりやすく解説されていて、お見送りする方もお見送りされる方もまたそのご家族も満足のい、葬儀をあげることができるのでは、と思います。
 
また、この本の文章には著者さまのお人柄、深い愛情?! またプロとしての高い意識があらわれていて私が拝読させていただいてお葬式というそれだけでなく人の一生をどう考え、家族の一生をどう考え、

また自分、家族のまわりのご縁の関して深く考えるきっかけになりました。終活に関して様々な本がありますが、この本はすばらしいと思いました


備えあれば憂い無し

5.0
「いずれ訪れる、家族の死と向き合う方法」について、その費用や運営方法(科学)と、遺族としてのありかた(心)の、相反するとも思われるふたつのことを高い次元で融合させ、しかも懇切丁寧に説明してくれている、とても優れた指南書です。

この数年のあいだに3人の家族を見送った私の経験に照らしても、この本に含まれている数字は驚くほど正確です。お寺との付き合い方、お墓の建て方から散骨などの自然葬まで、細かく言及しています。「今は必要ない」ではなく、ご家族が元気なうちに読んでおくことを、お薦めします。備えあれば憂い無し、です。

まとめ

葬儀。人の子として生れたからには避けては通れない誰もが通る道だと思うので事前に準備や知識を持って迎えると、静か故人をお見送り出来るのではないでしょうか。

また、現代は核家族で葬儀の知識がある年配の親せきなどのお付き合いも減っているので、こういった本で情報や知識を得るのが良いと思います。今回はここまで、葬儀の流れやその後の手順のおすすめ本の紹介でした。